昨今ECサイトでの販売需要が大きく伸びていく中、たくさんのEC構築プラットフォームが登場してきました。その中でも世界で最も注目されているのが「Shopify」です。

「Shopify」は低コストでたくさんのECサイトのテンプレートや、業務を効率化するためのアプリを利用することができ、自由にサイトの構築をすることができます。

サイト構築後、長期にわたってサイトを運用していく際に在庫管理や顧客情報管理など、多くのタスクが出てきます。そういった必要なタスクを自動化することで、マーケティング施策や新商品開発など、他の業務にリソースを充てる事ができます。今回はShopifyで使用できる業務自動化に繋がるアプリやツールをご紹介します。

出荷までの業務を自動化!

ECサイトを構築する上でまず重要なのが配送システムです。Shopifyでは出荷までのあらゆる業務を自動化できる「SHIPPINO」との連携が可能になっています。

受注確認から発送依頼までの、出荷業務の完全自動化をサポートするwebサービスでShopifyに限らず、Amazonや楽天市場などのECサイトや、他にも多くの物流サービスと連携が可能です。自動化できるタスクとしては以下があります。

  • 注文情報の確認
  • 注文確認メールの送信
  • 在庫の確認
  • 物流サービスへの出荷依頼
  • 出荷完了メールの送信
  • 配送情報登録
  • 在庫の同期

すべてまとめて、自動化または効率化することができます。

これだけの業務を自動化できますし、商品のギフトや特殊梱包への対応、データの一元管理も可能です。Amazonの出品サービス「Fulfillment By Amazon(FBA)」との連携が可能となっており、注文発生から最短10分で物流サービスへ出荷依頼を出すことができ、本州なら14時までの注文を翌日までに届けることが可能です。またサービスが24時間稼働しているので、休業日の注文が溜まってしまうよなことはありません。

※配送業者や、連携しているモール、倉庫によって異なります

大きく配送業務の工数を減らせる点や、EC構築から運用を便利にするアプリケーションが揃っているので、業務の自動化を検討しているならとてもおススメです。また、SHIPPINOは一つの例であり、他にも配送業務の工数削減や効率化が可能なアプリケーションは沢山あります。

出典:SHIPPINO

 

様々な業務の自動化を支援するShopifyアプリケーションのご紹介

Shopifyのアプリストア「Shopify app store」には業務を自動化できるアプリが多くそろっています。Shopifyはアプリ購入から設定、実装までの工数がとても少なく、簡単にアプリを連携することが可能です。

今回は、業務の自動化が可能なアプリの一部をご紹介します。

在庫管理、配送業務の自動化の例

はぴロジ

商品の配送業務を自動化することができます。在庫管理も、複数の倉庫をお持ちの場合でも一括管理することができ、データはすべてCSV変換が可能です。
出典:ブレインウェイブショップ大阪 はぴロジ

Wipeout Hide Sold Out Products

在庫切れになった商品を自動的に非表示にすることができます。在庫切れの商品を多くサイトに並べていると、顧客の購入体験の妨げになる可能性があります。そこで在庫切れの商品を非表示にすることにより、顧客はよりスムーズに目的の商品に出会うことができるようになります。また、商品の在庫を再入荷した際に自動的にサイトに表示する事が可能です。
出典:StoreBuilder Wipeout Hide Sold Out Products

注文管理の自動化の例

Auto Fulfill

注文が完了すると、自動で注文完了メール、商品発送メールを送信、商品の追跡も自動で行います。注文管理表も自動で作成し、Excelファイルで変換が可能です。
出典: Estore Automate Auto Fulfill

Auto tag Customers + Orders

顧客情報や、注文情報を自動でタグ付けします。事前にタグを設定すると、自動で選別を行い、本アプリ導入前の情報のタグ付けも自動で行います。例えば初回購入の顧客のタグ付けを設定することで、商品発送の際に初回購入専用の特典を付属させることができます。他にも顧客の住所によってタグ付けを行い、ある一定の地域で自動でまとめたリストを作成することで、配送業務の効率化を図ることも可能です。
出典:App on Demands Auto tag Customers + Orders

レポート業務の自動化の例

Report Pundit

在庫確認から売上までの多くのレポートを自動で作成します。テンプレートはカスタマイズ可能になっており、レポートはExcelやCSVといった様々な形式でデータを出力できます。
出典:Estore Automate Report Pundit

Ontrack Analytics app

商品を購入した顧客情報を年齢から性別、購入デバイスなどのデータを取得し、自動でレポート化することができます。今後のマーケティング戦略に活かすことができますし、Google Analyticsの情報も自動でレポートにすることができます。
出典: ONTRACK DIGITAL Ontrack Analytics app

その他アプリ

その他にも商品購入の際に抽選でポイントを獲得できるキャンペーンを設定すると、抽選からポイントの付与までの流れをすべて自動化するアプリもありますし、自動化に限らず多くのシステム効率化が図れるアプリもあります。アプリを利用して、ECサイト運用の効率化と工数削減が行えるのは、とても大きなメリットになります。

数多くの業務自動化をサポートする様々なテンプレート

Shopifyの大規模なECサイト構築向けのプランである「Shopify plus」に加入すると、「Shopify Flow」が利用できるようになります。このアプリでは、100種類近くの様々なタスクを自動化するためのツールが用意されており、希望の自動化ツールを選択することで業務の自動化が可能です。商品の細やかなタグ付けや、メッセージの送信などを自動化させることができます。

Google sheetやSlackとの連携も可能で、商品の在庫が一定数減った際の通知や、商品に低評価のレビューがついた際の通知の表示も可能です。

自動化ツールの例

  • 低評価レビューが書かれた場合の報告
  • サイト内の上位の商品検索結果のレポート作成
  • 商品の在庫が少なくなった際の通知を受け取り
  • 商品の在庫がなくなった際の商品ページの非表示化
  • 一定額以上の注文に対して無料ギフトの追加
  • 商品購入回数に応じてギフトコードの発行
  • 配送通知を自動で注文管理画面に送信
  • 商品を欲しいものリストに追加すると、ポイントが貯まる機能追加

アプリページより一部抜粋

ほかにも国際注文のシート作成や、サイトを離れる際にレビュー記入を促したりするといった細かい作業まで自動化が可能です。すでにテンプレートとして完成しているので、設定も簡単に行えます。利用できるのはShopify plusのプランの加入者に限りますが、自動化テンプレートによってリソース削減や大きな時間短縮につながる可能性は高いです。

まとめ

本記事では業務を自動化できるアプリのご紹介をしていきました。上記のような多くの自動化アプリを利用することができるので、ECサイト運用の工数を大幅に削減することが可能です。

また、それによって増えた時間やリソースを売上増加施策を行う時間として使えるようになるので、これから売上を伸ばしていくための、大きな助けになることは間違いないでしょう。

今後、オンラインショッピングの需要は国内でも増加していきます。JDMAによると、通信販売事業の売上は、前年同月比でみると+10.8%と増加しており、増加傾向であるのがわかります。さらに昨今のコロナウイルスの感染拡大防止の影響により、外出をさけるための巣ごもり消費も増加しています。そういった中で、ECサイトをより効率的に運用し、売上増加施策を行うことに比重を置いて行くことはとても重要であると思います。さらなるEC事業の発展に注目です。

LxgicはEC構築からその後のサポートも対応可能

ECサイトのシステム自動化を行う際、または新たにECサイトを構築する際、リソースを割くことが難しかったり、社内で知見があるメンバーがおらず実施が難しい場合もあるかと思います。

弊社Lxgicでは、EC構築から販売戦略の企画設計、PDCAを回しながらサイト改善を行う運用のご提案が可能です。
弊社では過去の実績及び分析データをもとにノウハウを蓄積しているので、企業様のニーズに合わせた最適なサイト構築が可能です。

EC構築以外にも、構築後の集客につなげるための商品PRや、SNSの運用代行もご支援しています。
過去に、SNSを活用してECサイトの集客を行い、販売開始5時間で1,500,000円の売り上げを出した実績もあります。

もし、ShopifyのECサイト構築やその他SNS施策についてお悩みがございましたら、是非一度Lxgicまでご相談ください。

 

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