今年5月、Shopifyと楽天市場の販売サイト連携がスタートしました。世界で今最も注目されているEC構築プラットフォームと、日本の大規模な市場サイトとの連携のニュースはとても大きいものです。これによって、楽天ではあまりみられることのなかったブランドや、最近増加傾向にあるD2Cブランドなどの流入があり、国内の全体的なEC事業の拡大が見られることになりそうです。

今回はこのShopifyと楽天が連携したことによってできるようになったことやメリットを詳しくご紹介していきます。

連携によるメリット

① 販売チャネルの拡大

まずShopifyユーザーからのメリットとしては第一に、「販売チャンネルの拡大」があげられます。現在Shopifyで作成したECサイトの中には最近増加傾向にあるD2Cブランドなどが多くあります。また、ECサイトは開設済みでもサイト管理のリソースが足りず、楽天市場に出店することができなかったブランドもあるかもしれません。他にも日本への参入の際に楽天市場に出店予定の海外ブランドも、楽天市場の出店方法がわからない場合がある可能性があります。

しかしShopifyを活用する事により、楽天市場に未出店のブランドが楽天市場への出店を簡単に行う事ができ、販売チャネルを広げることができるようになりました。そのため、楽天市場の出店ブランド数の増加も期待されております。

② データ管理の統括

集客の面以外にも、在庫管理の面もとても便利です。すでに楽天に出品している商品がある場合、改めてShopifyに登録する必要はあります。しかし、楽天市場と連携することで、在庫管理を一括で行えるようになるので、Shopifyに登録した商品を自動で楽天市場に並べることができます。

在庫データのみならず、売上データも共有することができます。一括で売り上げ管理ができる面でもとても便利ですが、購入元を確認することができるので、ShopifyのECサイトと楽天市場それぞれのサイトでどのような商品が売れやすいかを確認し、今後のマーケティング戦略にデータを活かす事ができます。Shopifyと楽天市場の連携を行うことで、データ管理の面で多くのメリットを得る事ができます。

③ 楽天市場出店企業から見たメリット

すでに楽天に出店している企業様にもいくつかメリットがあります。楽天や、その他大手マーケットサイトで商品を販売していても、楽天市場などのECモールではデザインの幅に制限があり、自社商品のブランドイメージを上手く打ち出すことができません。このデメリットを、デザインの幅に制限のないオリジナルのECサイトをShopifyで構築することで補うことができます。作成したサイトを楽天市場と連携して出店することで、ブランドイメージを打ち出しつつ、楽天市場での販売が可能になります。

ただしいくつか注意点もあります。上記のサービスはすべて、Shopifyの「楽天市場のオプションサービス」への加入が必要となります。楽天市場のデータ管理のアカウントは「RMSアカウント」ですが、こちらは1Shopifyアカウントにつき、1アカウントまでしか連携できません。また、基本的に楽天市場からShopifyの連携前に、楽天市場に登録した商品は再度手動でShopifyに登録する必要があります。

以上が、Shopifyを楽天市場と連携することで、できるようになったことでした。

これからEC構築していく際のメリット

Shopifyと楽天市場の連携は、既存でECサイトをShopifyで構築している企業様や、楽天市場で出店している企業様以外にも、これからECサイトを立ち上げる企業様にもメリットがあります。大きな理由としては、「ブランドに合わせたサイトを開設しつつ、大きな集客が狙える」ことです。

自社商品のECサイトを作成した際に、まず大切なのはユーザーをECサイトへ遷移させることです。その方法として、SNSを用いた集客や、SEO対策があげられます。楽天市場と連携することで、サイト内のSEO対策や、SNS上でのPRを通して遷移できる人数を増やすと同時に、楽天会員への訴求を一括で行うことができます。楽天会員数はすでに1億人を超えていて、たくさんの人が商品購入のために利用しています。ジャンル別やキーワードでの検索、発売順や売上順などの豊富な検索方法をサイト内に備えているので、購買意欲の高い顧客に訴求することができるようになります。

しかし、1からECサイトを作成するには費用が掛かります。そこでShopifyです。先ほど紹介した楽天市場との連携の他にも、多くのデザインテンプレートとシステムアプリが備わっているshopifyなら、少ない費用から簡単にECサイトを作成できます。

これからECサイトを開設し始める企業様にも、すでに所持している企業様にも、Shopifyと楽天市場の連携は販売戦略として大切なものになってくるでしょう。

まとめ

本記事ではShopifyと楽天市場の連携のメリットを紹介しました。多くのユーザーに訴求できる楽天市場と、ブランドイメージにあった離脱率の低いサイトを構築できるShopifyの連携は、今後のECの販売競争で売上を伸ばしていくための大きな手助けとなるでしょう。また、現在コロナウイルスの影響により巣ごもり消費としてECサイトでのオンラインショッピングの需要に拍車がかかっています。

Shopifyは今後楽天市場だけではなく、他のECサイトとも連携していく可能性があります。さらなる販売の拡大を図るためにも、ShopifyでECサイトを構築しておくと良いかもしれません。

Shopify構築から運用まで代用可能!

これからECサイトをShopifyで作成しようとしたり、楽天市場との連携を考えている企業様もたくさんいると思います。
本記事の内容以外にも、販売戦略として欠かせないノウハウはたくさんあります。
弊社では、そういったノウハウを実績データをもとに蓄積しているので、企業様に合わせてECの構築から販売戦略の企画設計、及びブランディングを含めたご提案が可能です。

EC構築以外にも、構築後の集客につなげるための商品PRや、SNSの運用代行もご支援しています。過去に、SNSを活用してECサイトの集客を行い、販売開始5時間で1,500,000円の売り上げを記録した実績もございます。

もし、EC構築やその他SNS施策に関するお悩みがございましたら、是非一度Lxgicまでご相談ください。

 

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